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[小技]sudoのパスワード、何回入力させるのよ?!

小技
sudoのパスワード、何回入力させるのよ?!

サーバ設定していると、sudoのパスワードを何度も入力させられるので、再入力までのリキャスト時間を延長

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Ubuntuの設定を行うにはsudoコマンドが必須です。 しかし、ターミナルで作業して、ちょっと調べものをして、ターミナルに帰ってきてを繰り返していると、sudoのパスワード入力がうざい。 とはいえ、さすがに入力不要などにしてはセキュリティ的に問題があるので、再入力までのリキャストタイムを延長する方法です。

1.結論

これです。

visudo コマンドで安全に sudoers ファイルを編集

bash
1sudo visudo
下記の行を適当な場所(ファイル上部にDefaultsが並んでいるのでその辺)へ追記
bash : sudoers.tmp
1Defaults timestamp_timeout=15
  • Ctrl + X → Y → Enter で保存&終了(nanoエディタの場合)
これで sudo のパスワードが15分間有効 になる!
これで全てなのですが、ついでにエディタについても記述しておきます。 普段からnanoエディタを使っている方は下記は不要な知識になります。

2.デフォルトエディタを変更

nanoは使い慣れていなくて。。という私のような人向けです。 sudo visudoを実行すると、nanoが立ちがってくるので、面くらいました。 デフォルトエディタを変更してからsudo visudoを実行すると使い慣れたエディタで変更できます。

どのエディタが設定されているか確認するには

bash
1sudo update-alternatives --config editor
bash
1alternative editor (/usr/bin/editor を提供) には 4 個の選択肢があります。 2 3 選択肢 パス 優先度 状態 4------------------------------------------------------------ 5* 0 /bin/nano 40 自動モード 6 1 /bin/ed -100 手動モード 7 2 /bin/nano 40 手動モード 8 3 /usr/bin/vim.basic 30 手動モード 9 4 /usr/bin/vim.tiny 15 手動モード 10 11現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください:
上記のようにnanoが選択されている状態がわかります。 メッセージの通り、使いたいエディタを番号で指定します。
私は下記のように3vimを選択しました。
bash
1現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 3 2update-alternatives: /usr/bin/editor (editor) を提供するためにマニュアルモードで /usr/bin/vim.basic を使います
ちなみにvim.tinyvimの軽量版みたいです。dockerなので使う場合はこれを選択するのもアリみたいです。 あとedというのは最古のエディタで、めちゃめちゃ扱いが難しいみたいです。 普段viの方はvim.basicがおすすめのようです。

3.sudo visudosudoersファイルを編集

これで使い慣れたviと同様にsudoersファイルが編集できるようになったので、「1.結論」で記述した内容を実行します。
bash
1sudo visudo
下記の行を適当な場所(ファイル上部にDefaultsが並んでいるのでその辺)へ追記
bash : sudoers.tmp
1Defaults timestamp_timeout=15
:wqで保存 上記の設定で15分になります。timestamp_timeoutは分単位の設定です。最後にsudoを実行してから何分パスワードを保持するかの時間になります。
これだけで、パスワード入力の手間が削減できるので、快適さが増しました。
この記事の執筆・編集担当
DE

松本 孝太郎

DELOGs編集部/中年新米プログラマー

ここ数年はReact&MUIのフロントエンドエンジニアって感じでしたが、Next.jsを学んで少しずつできることが広がりつつあります。その実践記録をできるだけ共有していければと思っています。